イオリスペース3つのこだわり
1)ハンドメイドのこだわり
機械はもちろん使いますが下ごしらえまで。
最後の整形では必ず手作業で行います
理由は手でしか作りだせない「かたち」を大切にしたいから。
どんなに熟練した人でも、同じものを寸分違わず作ることはできません
必ずわずかですが「ズレ」が生じます
機械はまったく同じものを大量に作ることは得意ですが
逆に微妙な違いを作ることは不得手です
クラフトマンができるかぎり同じ形に作ろうとしても必ずできる誤差、
それを私は「ゆれ」と言っていますが
その「ゆれ」が何ともいえない温かみを与えてくれます
均一さにも美しさはありますが、時に「冷たさ」を感じるのは私だけでしょうか?
風は均一に吹くことはありません
必ず弱くなったり、強くなったり、一定でないから人は「心地いいい」と感じるそうで
それを「1/fゆらぎ」というそうです
「ゆれ」と「ゆらぎ」は同じようなものではないかと思っています
だからいつも、せっせと手を動かして1つずつ作る楽しみを味わいながら製作しています
製作の様子
okidoko90
壁掛け棚ZERO40ホワイト
2)素材のこだわり
ほぼ100%無垢材のみを使っています(*1)
無垢材の魅力は、いまさら言うまでもないと思います
温かみがあって、時間とともに深みが増し、さらに味わい深くなって・・・
そんな木の魅力にとり憑れて家具を作り始めたのが1980年ころ
89年工房開設、以来今に至っています
「木が好き」から始まったから
イオリスペースはこれからも無垢材にこだわり続けます
(*1)鏡の裏板のみ、シナベニヤを使います
素材はこのように運びこ込まれます
3)オリジナルのこだわり
自分でデザインして自社で製作、販売しています
だからイオリスペースの商品はイオリスペースでしか売っていません
「もっと拡販すれば・・」とか言われるのですが、いつも「おことわり」しています
それは何故?
最大の理由は「お客様と直接つながりたいから」
顔の見えないネットですが
イオリスペースでは履歴をたどれば、ほぼ100%近く
いつ、だれが、何を 買っていただいたかわかります
お褒めの言葉も、ときにお叱りを受けることもありますが
そのすべてがイオリスペースには「宝もの」です
ダイレクトに声が聞ける関係は作り手にとって
最大のモチベーションであり、次へのエネルギーです
「自分(自社)で作って自分で売る」これからも、
このやり方を変えるつもりはありません
イオリスペースの様子(2015 7月)